人工芝でパターゴルフを楽しみたい!設置方法は?
ゴルフを趣味にしている人の中には、家で練習したいと思う人もいるでしょう。「ゴルフを練習できる場所が遠い」、「練習の時間を作るのが難しい」などの時は、自宅に練習できる場所があったら嬉しいですよね。人工芝の設置によって、ゴルフの練習場所をつくれます。人工芝でパターゴルフを楽しみたい人に向けて、設置方法を紹介しましょう。
ゴルフをする場合の人工芝と天然芝の違い
ゴルフをする場合、天然芝と人工芝とではどのような違いがあるのでしょうか。天然芝と人工芝では球の速さ、打感に違いがあります。球の早さに関しては、天然芝は比較的遅く人工芝は速いようです。打感は、天然芝の方は土感を感じますが、人工芝はクッション性を感じるとされています。ただし、芝の長さや材質、施工方法によって違いは異なるようです。
■球の速さは調整できる
芝が整っている人工芝に比べると、天然芝のゴルフ場では球足が遅くなります。そのため、できるだけ本物に近づけたいと思っている人も多いでしょう。人工芝の中には、ゴルフの練習に適した特殊な施工方法のものもあり、球の速さを調節することが可能です。ただし、球の速さの調節は特殊な施工によるものなので、DIYでは難しいでしょう。
■もしも自分で設置するなら?
人工芝の種類は多く、見た目や材質、芝の長さがそれぞれ異なり、ゴルフの練習に使う以外にも使用用途が多岐にわたります。自分で設置する場合はインターネット上で購入するよりも、店舗に足を運び感触を確認してから購入するのがおすすめです。ゴルフに適した人工芝は、どのような練習をするかによっても変わります。パターゴルフなら芝の長さは8~15mm、アプローチはパターよりも長めのものがおすすめです。
■打感は天然と人工では異なる
人によって気にならない方もいますが、天然と人工で打感は違います。球の速さは調節できますが、打感は変えることができません。天然芝では地面の感触、人工芝はクッション性を感じるでしょう。人工芝でパターゴルフの練習場を作る時は、地面をアスファルトで舗装してクッション材を入れる工法で作ることが多いようです。打感には違いが出てしまうものの、デメリットに感じる人と、気にならない人でわかれます。
■人工芝はメンテナンスが簡単
人工芝はメンテナンスや手入れが簡単で、基本的にはゴミなどが気になった時に掃除機やほうきで掃除するだけでよいでしょう。屋外では竹ぼうきなどで掃除するとよいですが、室内なら掃除機で問題ありません。また、室内で使用している場合は、水をこぼしてしまうこともあるでしょう。その場合は、濡れたモップや雑巾で拭いてください。洗剤なども必要なく、拭くだけでキレイになりますよ。
庭に人工芝の練習場を設置するメリット
庭に人工芝で練習場を作りたい人はいますが、家族から反対されてしまうことも想定できます。しかし、庭に人工芝の練習場を設置するメリットは多くあるため、ここで紹介しましょう。
■好きな時に練習できる
人工芝の練習場を作る最大のメリットは、好きな時間に練習できることです。出勤前の朝や休日のランチの後、仕事終わりの時間など好きな時間に練習できるのは嬉しいですね。「今日は混んでいるかな?」などの心配も不要です。天然芝は冬になると枯れてしまいますが、人工芝は冬でも枯れずに練習できます。一年中練習できるのもメリットだといえるでしょう。
■パターゴルフの練習場を好きな場所に作れる
パターゴルフの練習場は庭だけでなく、室内にも作ることができます。部屋の中にも設置可能です。屋内なら天候に関係なく練習できるでしょう。庭に充分なスペースがない場合も、柔軟に対応できるのです。「部屋だと壁が傷つくかな?」と思った時は屋外に作るとよいでしょう。
■耐久性が高いので長持ちする
人工芝は耐久性が高く、長持ちするのもメリットです。専門業者に施工を依頼した場合、使用していて破損したら部分修理も可能でしょう。パターマットに比べても耐久性は高く、庭に設置すれば収納する手間も不要ですぐにゴルフを楽しむことができます。
■好きな形のパターゴルフを作ることができる
専門業者に施工を依頼すれば、オーダーメイドで好みの形のパターゴルフを作ることができます。庭に設置する場合は傾斜の調整も可能で、自分が練習したいコースを自由に作れるのです。パターマットは決まった形しかないので、好みの形を作れるのはメリットでしょう。
■庭の場合には雑草対策、虫対策になる
庭に人工芝のパターゴルフを設置すると、虫や雑草対策になります。設置する時には専用の下地や防草シートを敷くことで、雑草対策が可能となるのです。また、下地材には虫が好まない材質のものもあります。パターゴルフを作ることで雑草や虫が減少するのもメリットです。
■美しい景観が保てる
人工芝は一年中美しい景観を保てます。雑草や虫の心配も不要でメンテナンスの手間もあまりないので、庭をキレイなまま保てるのはメリットに感じる人が多いでしょう。
DIYでの設置は難しい
人工芝のパターゴルフはDIYでも設置できますが難易度が高いでしょう。専門業者だからできる施工もあります。自分でDIYする時は、パターを好きな形状にする、人工芝の表面を平らにするなど高度な施工は期待できません。
■人工芝のパターゴルフ設置工程
・下地作り
・防草シート設置、固定
・人工芝の設置、固定
パターゴルフを設置する時は、まず下地作りを行います。通常の人工芝の下地とは異なり、摩擦や打撃に強いものにしなければいけないので、頑丈に作る必要があるのです。下地はセメントや中目砂などを使い、さらに特殊な仕上げ材を使って完成させます。凸凹がないように下地を作ることで、球も自然に弾むようになるでしょう。下地ができたら防草シートを設置、固定してその上に人工芝を設置、固定します。
■下地が重要
DIYでは施工が難しい理由として、下地作りが挙げられるでしょう。業者に依頼すれば特殊な仕上げ材を使用して完成させるので、凸凹が少ない下地ができます。スイングの摩擦や打撃にも負けないように、計算して作られているのです。DIYでは専門業者のように頑丈な下地は作ることができません。弾み方も自然になるので、よりゴルフ場に近い練習ができるでしょう。
■設置には人工芝専門業者が使う機材や工具が必要
人工芝は狭い場所ならDIYでも可能ですが、20平米以上になると資材運搬や機材の準備が必要になります。DIYでは用意するのが難しくなるでしょう。自分で施工を行えば安く済むと思っている人もいますが、労力や時間がかなりかかります。とくにゴルフの練習用として設置するなら、DIYでは納得いく仕上がりは期待できないでしょう。
■ゴルフに適した人工芝がある
ゴルフに適した人工芝を使うことで、練習しやすい環境が作れます。一般的には12mm、8mmの長さの人工芝がよく使われるようです。下地や人工芝の耐久性も重要で、両方のバランスに配慮しなければなりません。専門業者ならバランスをとってくれるので、安心して施工を依頼できるでしょう。この長さならゴルフの練習に適しているとは一概にいえず、元の庭の状態にもよるのでDIYでは難しいとされています。練習しやすい環境作りはプロに一任したほうが安心です。
人工芝でパターゴルフを楽しみたい方に向けて、その設置方法を紹介しました。自宅にゴルフの練習できるパターゴルフを設置するのは、メリットがとても多いようです。また、設置はDIYでは難しく、本格的に練習をしたい方は専門業者へ施工を依頼したほうがよいでしょう。