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台風・強風時はどう対策したらいい?人工芝を守る方法をご紹介!

公開日:2022/11/15  


自宅の庭に芝生があると、子どもがのびのびと遊べたり、雑草対策になったりするというメリットがあります。しかし、本物の芝生は手入れに手間がかかるため、手間のかからない人工芝の人気が高まっています。そこで、台風や強風によって人工芝が飛ばされないか気になる方も多いでしょう。ここでは人工芝の台風・強風対策について解説します。

台風や強風時に対策しないと人工芝はどうなる?

自然に芝生は、地面に根を生やしているため風で飛ばされる心配がありません。しかし、人工芝の場合は、台風や強風に飛ばされる可能性があります。というのも、人工芝はシート状となっており、ナイロンやポリエステルなどの樹脂素材を天然の芝生に似せて作られています。最近では本物そっくりの人工芝も増えてきており、施工語は手入れが不要になることからも人気が高いです。

その反面、シートを庭の形状に合わせてシートを敷き詰めるように施工するため、少しでも隙間があるとそこから中に風が入り込み、人工芝が剥がれてしまうのです。すべて剥がれなかったとしても、一部分が剥がれてしまったり、剥がれた人工芝が近隣の住宅に飛ばされてしまったりする可能性があります。大前提として、施工が悪く隙間がたくさんある状態の人工芝は強風で飛ばされるのも当然といえるでしょう。

また、きちんと施工されていても、ほんの少しの隙間があるだけで飛ばされてしまう可能性も。つまり、台風や強風につよい人工芝にするためには、専用の対策が必要です。

庭の人工芝を守るための対策方法

庭の人工芝が飛ばされないようにするためには、まずU字のピンでしっかりと固定することが大切です。釘を打つとしっかりと地面に固定でき、強風でも飛ばされにくくなります。ただし、釘の間隔が空きすぎていると空気が入り込んでしまうため、短いスパンで打つようにしましょう。

さらに、地面が柔らかいと釘を打っても充分な効果を発揮できなくなります。釘がぐらぐらして、人工芝をしっかりと固定できなくなってしまうのです。また、雨が降ったりするとさらに地面が柔らかくなるでしょう。

そこで、いきなり釘を打つ前に、まずは下地を固めることが重要になるのです。直接的な強風対策ではありませんが、釘を強固に固定できるようになり、風対策につながります。業者の場合、転圧機を使って下地作りを行いますが、DIYの場合はかかとまたはダンパーを使って対策できます。手間に感じられるかもしれませんが、一工夫でクオリティの高い人工芝の施工が可能に。また、釘をきちんと固定できるだけでなく、人工芝が凸凹するのを防止したり、雑草を生えにくくしたりするメリットもあります。

また、釘を打つ以外の対策として、人工芝の上から砂を撒いておくのもおすすめです。よく使われるのが珪砂と呼ばれるもので、テニスコートに撒いてある砂をイメージすると分かりやすいでしょう。少量だと軽いですが、量が多くなれば重石の効果を発揮します。しかし、砂を撒くだけでは強風対策にならないため、まずはきちんと釘を打つことを優先し、プラスアルファとして砂を撒くようにしましょう。

屋上やベランダの人工芝を守るための対策方法

庭の人工芝には釘を打ったり、砂を撒いたりするのが有効的な手段ですが、ベランダや屋上には別の手段を使わなければなりません。地面に釘を打てないため、庭で有効だった釘を打つ対策が屋上やベランダには使えないのです。しかし、もしベランダや屋上から人工芝が飛んでしまったら、近隣の住宅や周囲の電柱、歩行者などに大きな被害を与えてしまう可能性があります。

そこで、屋上やベランダでは、人工芝同士を接着剤で固定するのが対策としておすすめです。人工芝用のウレタンボンドで固定することで、隙間をなくして飛ばされにくくできます。そして、人工芝の間の隙間をなくしたうえで、床にしっかりと固定することが大切です。

釘が使えないため、この場合もウレタンボンドを使用するのが一般的。とはいえ、場所によっては直接ウレタンボンドを床に塗れない、または依頼者が塗りたくないと考えるところも多いです。その場合、ウレタンボンドを床に付着させない特殊な施工が必要になります。床に接着剤を付けないことにこだわる場合は、慎重に業者選びを行いましょう。

また、ウレタンボンドで隙間をなくしたうえで、重石を人工芝の隅に乗せておくのも有効な対策です。重石はホームセンターやインターネットなどで1個数千円から購入できるため、手軽にできる対策でしょう。人工芝の四隅や少しでも隙間がある場所に重石を置いておくのがおすすめです。

台風や強風に負けない人工芝は施工業者に依頼するのがおすすめ!

人工芝はDIYで設置できると聞いたことがあるかもしれません。シート状になっているため簡単なイメージがあり、強風対策を考えなければ人工芝をDIYすることが可能です。しかし、強風対策をしながら人工芝を設置したいと考える場合、DIYでは設置するのがむずかしいでしょう。

たとえば、庭の人工芝を設置する場合、釘を打つ前に下地をきれいに固めなければなりません。業者は専用の機械を使用しますが、個人で機械を持っている人はほとんどいないでしょう。その場合、かかとやダンパーを使って下地を固めますが、時間も手間もかかります。とくに庭の面積が広ければ、転圧機なしに下地を作るのは相当な労力がかかるでしょう。下地ができたとしても、釘をたくさん打たなければならず、それだけでもさらに時間と手間がかかります。

一方、屋上やベランダの場合も強風対策を取り入れながら施工するのはむずかしいでしょう。屋上やベランダには釘を使えないため、ウレタンボンドを用いて対策します。しかし、床に直接ウレタンボンドを付かないように施工する場合、専門的な技術が必要です。もし、ウレタンボンドが床についてしまったら、人工芝が取り外すときに跡が残ってしまいます。つまり、人工芝を敷くこと自体はDIYでできるものの、台風や強風がきても飛ばされないよう施工するのは簡単なことではないのです。

なお、DIYで人工芝を施工した場合の寿命は1~3年、専門の業者に依頼して施工した場合の寿命は8~10年が一般的。DIYで施工すると初期費用は抑えられますが、数年に一度メンテナンスが必要になります。その際、古くなった人工芝を取り替えたり、再び下地を固めたりする作業もあるのです。

業者に依頼すれば、1回の施工費用はかかりますが、耐用年数が長くランニングコストを安くできるでしょう。安心感やクオリティ、耐用年数などを総合的に考えると、業者に依頼する方がお得に感じられる可能性があります。人工芝の設置は安いに越したことはありませんが、万が一、強風で飛ばされてしまった場合を想定し、安心できる選択をするのがおすすめです。

まとめ

人工芝は比較的簡単に設置できるとされていますが、きちんと対策をしていなければ強風で飛ばされてしまう可能性があります。庭の人工芝を設置するときは、下地を固めたうえで釘をしっかりと打つ、ベランダや屋上の人工芝にはウレタンボンドを使って隙間なく設置するなどの強風対策を行いましょう。DIYすることも可能ですが、強風対策をするなら業者に依頼する方が安心です。また、素人が設置するよりも、業者に依頼すれば耐用年数も長くなるため、長期的に考えるとお得になる可能性があります。

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