人工芝施工を業者に依頼する際の料金体系は?
手っ取り早く理想的な庭づくりをするには人工芝を利用するのが便利です。初期費用がそれなりにかかりますが、面倒なメンテナンスが要らないというメリットがあります。
人工芝にはいくつかの種類があるので、好みの色や品質のものを選んで利用できるというのも魅力的です。
美しい庭を手にいれる方法
夏は庭のお手入れに忙しい季節です。それなりに管理しているつもりでも、しつこい雑草に悩まされている人も多いです。少しでも油断すれば、あっという間に荒れ放題となります。
庭の雑草をそのままにしておいて利益となることは何ひとつとしてありません。伸び放題の雑草が外壁や柵に絡み付いていては、見栄えが悪くなるだけでなく害虫が発生する原因ともなります。
とはいえ何もかも取除いてしまっては、魅力的な庭とは言えなくなります。そこで手間のかからなそうな芝を選ぶ人も多いのですが、天然の芝はイメージとは少し違う面もあります。
たとえ天然の芝を植えたとしても雑草のお手入れはなくなりません。しかも成長期には月に1回から2回のペースで刈り込むことが必要になるため、夏の炎天下の中で作業をすることになります。
定期的な刈り込みをせずに伸びきった状態で刈り込むと、茎の成長点も一緒に取除いてしまうため枯れやくなるという特徴があります。このようにイメージだけで安易に天然の芝を選ぶと、考えていたのと違う状況になりかねません。
そこで注目されているのが人工芝です。
■人工芝がおすすめ
天然の芝と見間違う程にリアルに作られている人工芝は、違和感なく周囲の環境に溶け込んで見えます。更に加工しやすいため地面やタイルへスリット状に組み込んだり、陽の当たらない場所にも施工することができます。
場所を選ばず緑豊かな癒しの空間を簡単に演出できるのが人工芝の魅力のひとつです。そして何といってもメンテナンスフリーなので、煩わしいお手入れを定期的にしなくとも年間を通じて見栄えの良い快適な庭を維持していくことができます。
手間をかけずにガーデンライフを満喫したい人にとって満足のいくアイテムとなることでしょう。これから庭を人工の芝にしたいと考えている人は信頼できる業者に相談した方が無難です。
自分ですることも不可能ではありませんが、かなりの手間がかかる上に上手くできない場合もあるからです。特に建物との接触面は丁寧にカットしていかないと綺麗な仕上がりとはなりません。
プロの業者が行う施工は、見た目の良さだけでなく耐久性においても段違いに優れています。更に保証が付いている業者なら、希望に沿わない場合にやり直しをしてくれます。
最近はホームセンターなどで安い道具が手に入るので、自分でもできそうに思えます。しかし素人考えで安易に行うと建物を傷つけたり余計な出費となることもあるので避けた方がよいでしょう。
施工業者で依頼するときの費用相場
人工の芝にするには、いったいどの位の費用がかかるのか見当もつかないのが当然です。業者へ直接問い合わせる前にインターネットを利用して人工芝の販売や製造している業者について下調べしておきましょう。
数多くの業者が存在していて料金体系が異なることから同じ目的で依頼しても費用に差が出ることも珍しくありません。あらかじめ総費用についての相場料金を確認した上で適正な料金で契約することが必要です。
人工芝の施工にかかる費用には、人工芝そのものの費用と材料費、施工費用の合計で算出されます。総費用に含まれる材料費ですが、人工芝の下に敷く下地材や防草シート、施工に使用する釘などの資材などが挙げられます。
■人工芝の費用相場
まずは、総費用に含まれるものとして人工芝そのものの費用について見ていきます。人工芝はカーペットのようなロールタイプと正方形のジョイントタイプがあります。
業者へ依頼すれば、見栄えがよくて加工のし易いロールタイプでの施工が一般的となっています。そして人工の芝は、目の細かさや感触、においや色などものによって違いがあるので、好みのものを選んでいきます。
業者の多くは自社製品を扱っており1㎡あたり2,000円から4,500円程度が相場料金となっています。人工芝を敷く面積が広ければ、当然それだけ費用も高くなります。
また人工芝の品質によっても料金は左右しますが、安ければよいということではないので、長い目で見て納得のいくものを選んでいくとよいでしょう。
■人工芝の施工費用相場
次に人工芝の施工費用相場について見ていきたいと思います。上記で紹介した人工芝代に施工代が加算されて総費用となるわけですが、その細かい内訳についてもきちんとチェックしておきましょう。
まずは敷く場所の雑草を取除き、整地していく作業をします。場合によっては、水はけが良くなるよう土地の状態を改善しなければなりません。
次に雑草が生えてこないよう防草シートを敷いた上にしっかり固定して作業完了です。施工費用としては、1㎡あたり3,500円から7,000円程度が相場となっています。
■人工芝の総費用相場
上記で紹介してきた一連の作業にかかる費用と人工芝の代金とを合わせると1㎡あたり約1万円前後が相場となります。しかし中には整地にかかる手間が予想より多くかかってしまう場合や現地までの距離などによって別途に料金が発生してしまうことがあります。
最終的には予算を大幅にオーバーしてしまうことも少なくありません。そのようなことにならないためにも、契約する前に必ず詳細な見積もりを取って他社と比較検討することが必要です。
人工芝を扱う業者の殆どは、見積もりを無料で受け付けているので気軽に依頼してみましょう。その際、見積もり書の記載内容の中には素人では分かりにくい部分もあるかもしれません。
しかし少しでも納得がいかない点があれば、質問して解消しておくことが必要です。安いからと言って簡単に決めてしまうことのないよう冷静な判断が求められます。
優良業者ならいくつかのプランを提案してくれるので、予算に合わせた選択をすることができます。そのような施工業者なら安心して任せられます。
DIYするときの費用相場
人工芝をDIYするときの費用相場について紹介していきます。費用相場としては、1㎡あたり4,300円程度となっており、物によって値段は異なります。
内訳としは1㎡あたりの人工芝は、3,400円、防草シートや下地材、釘などの資材は300円ほどとなっています。防草シートにおいてはもっと安価なものもありますが、耐久年数は2年から3年ほどとなり、短くなってしまう傾向にあります。
しかし、DIYをすることで施工費用はかからないため、業者に依頼するよりは費用を抑えられるでしょう。
依頼する業者選びは十分な時間をかけよう
生きた植物を植えるわけではないので、特に季節などに配慮することはありません。人工芝を扱う業者選びは時間をかけてじっくり進めていきましょう。
業者の中にはインターネットで概算を算出できるシステムを導入している所もあるので上手に活用するのが得策です。見積もりの内容でよさそうな業者を見つけたら事前に評判をチェックしておきます。
その際、便利なのが人気ランキングサイトや口コミサイトです。人気ランキングサイトは各業者の料金体系や扱う商品についてかなり詳細な説明がなされています。
更に口コミサイトでは、実際に施工をした人の感想や意見を知ることができます。これ等を参考にしながら業者を絞り込んでいきましょう。日頃から高い支持を集めている業者なら安心して依頼することができます。
まとめ
手間をかけず庭をいつでも快適な空間としておくには、人工の芝にするのがよい考えです。天然の草花のように小まめにお手入れを必要とせず、いつまでも自然に囲まれた環境を演出してくれます。
自分で施工することも不可能ではありませんが、それなりに技術を持ち合わせていないと満足のいく状態にするのは難しいです。まずは信頼できる優良な施工業者を見つけることからはじめましょう。
そのためにはインターネットを利用して各業者についての情報をできるだけ多く集めることが必要となります。